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2018.09.13

SNSマーケティングに重要!エンゲージメント数マニュアル!

SNSマーケティングをする上では「エンゲージメント数」が深く関わってくるため、しっかり学んで身につけておきましょう。
なぜならエンゲージメント数は、SNSの閲覧ユーザーが運営者の投稿にリアクションをした総数であり、分析することでユーザーの消費傾向や興味を詳しく知り、ユーザーのニーズに沿った投稿や商品の宣伝ができるようになるからです。

それを繰り返していけば、徐々にエンゲージメント数が増えて、ユーザーと強固な信頼関係を築いていけます。
つまり、エンゲージメント数はSNSマーケティングにおいて欠かせない要素なのです。そこでこの記事では、どうしてエンゲージメント数が重要で、SNS運用にどのような影響をもたらすのか、そもそもエンゲージメントとは何なのかについて詳しく解説します。

マーケティングにおけるエンゲージメントの意味とは?

エンゲージメントは英語で「engagement」と表記し、直訳すると約束、婚約、契約という意味があります。
エンゲージメントは、もともと「愛着心」という意味で使われていて、愛着を持っている状態のことを指しています。
企業運営の場で使われる機会が多かった言葉で、従業員が会社に対してどの程度の愛着心を持っているかなど、企業と従業員の信頼関係を表す指標として用いられています。

一方、マーケティングにおけるエンゲージメントは「企業と消費者の絆、結びつき」のことを言います。
すなわち、企業と消費者の絆や関係性を表すのがエンゲージメントです。
エンゲージメント数は、FacebookやTwitterを含むSNSで、ユーザーが投稿に反応した数のこと。

例えば、ある投稿に対しての「返信」「いいね」「シェア」「リツイート」の総数がエンゲージメント数です。
近年、企業はエンゲージメントを高めることによって、ブランド力を上げる戦略に力を入れています。

平均エンゲージメント数と数値の高いアカウント

エンゲージメント数が多いツイッター―アカウントを持つ企業の中には、以下の5社が含まれています。
スターバックスコーヒー(エンゲージメント数355万71)、任天堂株式会社(166万7121)、ハーゲンダッツ(101万9714)、プレイステーション(70万1227)、セブンイレブン・ジャパン(65万7644)といった有名企業です。

このデータは2016年のもので、ここでのエンゲージメント数は「リツイート」と「いいね」の合計です。
2016年の企業ツイッターアカウントが獲得した平均エンゲージメント数は10万7385件であったことからも、これらの企業は平均エンゲージメント数をはるかに上回っていると分かります。

エンゲージメントは数より比率が重要となる!

ユーザーが反応した数を表すエンゲージメント数も重要ですが、フォロワーのうちどれくらいの割合のユーザーが反応を示してくれているのかを知ることも大切です。
ある投稿に対してどれくらいの人が反応したのかを示す指標を「エンゲージメント率」と呼びます。

エンゲージメント率を知れば、投稿内容がユーザーのニーズに合っていたのか、興味を持ってもらえたのかを一目で理解できます。
Twitterの場合のエンゲージメント率は、Twitterの管理画面の「アナリティクス」から、FacebookやInstagramはそれぞれの「インサイト」から確認できるようになっています。

フォロワー数が多いのに、エンゲージメント数が少ないというのは、運営者側(企業)の影響力があまり強くないということを示します。
その反対に、エンゲージメント率が高いというのは、企業と消費者の結びつきが強く、その企業に対してたくさんの人が愛着を持っているということです。

エンゲージメント数だけでなく、エンゲージメント率もチェックすることで、投稿に対するフォロワーの反応度合いを知れます。
また、企業と消費者の結びつきを把握する目安にもなります。

エンゲージメント率を上げるための方法は?

エンゲージメント率を上げるには、ユーザーにファンになってもらうことが欠かせません。
そのためには5つの実践してほしい取り組みがあります。

1つ目は、アカウントの世界観を統一することです。
具体的には、投稿するコンテンツ内容と目標とする方向性を一貫させます。
例えば20代女性のカジュアルファッションだけ、犬や猫の写真だけなど、情報を統一させて、分かりやすい世界観を確立しましょう。

特に企業の場合は、特定の商品の宣伝が目的なのか、会社全体の広告的存在なのかを明確に分ける作業が求められます。
この際に競合相手の分析も行います。

2つ目は、フォロワーのペルソナを考えることです。
ペルソナというのは対象にする閲覧ユーザーのことで「20代でオシャレに敏感な女性」「30~40代で転職を希望している男性」というように、年齢や価値観、ライフスタイルなどを具体的に掘り下げて浮かび上がってくる人物像を指します。
ペルソナを設定することで、誰に情報を届けたいのかを明確にできるメリットがあります。

3つ目は、コンテンツにマッチしたハッシュタグを活用して、新規ユーザーを呼び込むことです。
ハッシュタグを積極的に使って、関心を抱いたユーザーがタイムラインから訪れてくれるのを待ちます。

4つ目に、ユーザーの反応に対して返信したりシェアしたりと、丁寧なコミュニケーションを図ることです。
エンゲージメント率を高めたいのであれば、ユーザーとのコミュニケーションは必須と言えます。

5つ目 は、キャンペーンの実施です。例えば江崎グリコ株式会社は、毎年11月11日を「ポッキー&プリッツの日」と定めるなどして、さまざまなキャンペーンを行っています。
「ポッキー&プリッツの日」キャンペーンの企画内容にTwitterを織り込んだことで、多くのユーザーの購買意欲を促した事例もあります。
江崎グリコでは他にも「ポッキー花火キャンペーン」や「おでかけポッキーキャンペーン」といった、定期的に商品プレゼントがあるキャンペーンを開催して、消費者とのコミュニケーションを図っています。

これらの取り組み以外にも、SNSの特徴を活かしたオススメの投稿方法があります。
Twitterは、1日に1回以上、文字数は100文字以内に収め、朝5時台に投稿するとエンゲージメント率が上がりやすくなります。

また、Facebookでは週に1~4回の投稿がベストです。
投稿数が多くなるほどエンゲージメント率は下がるため、少ない投稿でユーザーの心を掴む必要があります。
文字数は50文字以下の投稿を心がけ、就業時間外に投稿するのが最適です。

Facebookのサービス利用層は30~40代のユーザーなので、その年齢層をターゲットにした広告が出されやすい特徴もあります。
Instagramは、10~30歳の比較的若い女性のユーザーが中心で、美容業界や飲食業界の利用者が多いSNSです。
ハッシュタグを最大数の30個まで入れることで、新規ユーザー獲得を狙います。このようにエンゲージメント率を上げる方法はたくさんあるのです。

エンゲージメントを意識した投稿をしてみよう!

エンゲージメントを意識した適切なマーケティングを行っていけば、固定客を獲得できる可能性が高くなります。
どのような投稿のエンゲージメント率が高いかを分析していくうちに、ユーザーの消費傾向や興味が分かって、よりユーザーに寄り添った内容を投稿できるからです。
定期的にエンゲージメント率を見直して、ユーザーのニーズに応える運営をしていけば、エンゲージメント数やエンゲージメント率が上がり、フォロワー数の増加や宣伝効果の向上に繋げられるでしょう。

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