TOP > マーケティング > フォトジェニックってどういう意味?インスタ映えとの関係

2018.08.31

フォトジェニックってどういう意味?インスタ映えとの関係

インスタが流行して以後、よく耳にするようになったのがフォトジェニックという言葉です。
フォトジェニックは、英語ではphotogenicと書き、「写真写りがいいこと」といった意味でよく使われています。

今回の記事は、SNSを利用するうえでもぜひ知っておきたいこのフォトジェニックがテーマです。
インスタをビジネスに活用するときには、フォトジェニな写真を撮影することが1つのポイントです。
フォトジェニックなモチーフの例や、フォトジェニックに見えるための工夫などをご紹介していきましょう。

そもそもフォトジェニとは?インスタ映えが語源?

「光」を表すphotoと「~に適した、~によって作られた」を表すgenicを組み合わせたフォトジェニックには、「写真に適した」、「光によって作られた」といった意味があります。
20世紀に入ると、「写真写りのいい」といった意味合いをもつようになりました。

日本では、「インスタ映え」するものを表現するときに主にこの言葉を使いますが、海外では顔立ちの美しいモデルやスタイルがいい人、など、写真写りがいい人物のことを表現する場合に使います。
海外においては、「フォトジェニック」は、もともと見た目がよい「人」を意味する言葉として使われてきた経緯があり、日本とは少し使い方が異なります。
インスタが流行したことで、魅力ある写真が増え、日本でもフォトジェニという言葉がよく使われるようになっていますが、インスタ映えが語源になっているわけではありません。

ピンクで揃えたフォトジェニなカフェが人気!スイーツも

フォトジェニックなものの例として挙げられるのが、例えばピンク尽くしのカフェです。
東京や横浜などには、外観やインテリアまで女子に人気のピンクでまとめたカフェがあり、絶大な人気を得ています。
この手のカフェは、有名人のインスタでも次々と紹介され、ぜひ足を運んでみたいと考える方が増えている状況です。

ピンクでそろえたフォトジェニックなカフェは、食器やテーブルセットなども同系色でまとめられていることが多く、メニューにもかなりのこだわりが見られます。
ピンク色のクリームがのったカップケーキや、ピンク色にトッピングをしたドーナツがあるなど、スイーツにもふんだんにピンクが使われているのが特徴。
1品1品の盛り付けがファンシーで、かわいいものに目がない女子がついカメラを向けてしまいたくなるような魅力にあふれています。

ピンク一色のインテリアに包まれることで、非日常的な雰囲気を味わえるのも人気の秘密です。
このようなピンク尽くしのカフェの写真を、インスタにアップして楽しむ女子は少なくありません。
フォトジェニックなカフェで味わった感激を、誰かと分かち合いたい、と、撮影した写真をインスタで紹介する方が多いのです。

いろいろなフォトジェニがある!風景や食べ物も

実のところ、日本ではいろいろな場面でフォトジェニックが意識されています。
海外と同様に、美しい人やスタイルのいい人、イケメンのモデルなどは、日本でももちろんフォトジェニックと考えられていますが、日本人にとってのフォトジェニックはよりバリエーションが豊富です。
風景やモノ、食べ物もフォトジェニックなモチーフの1つになっており、ジャンルにこだわらないフォトジェニックがあるのが特徴です。

実際、インスタにもさまざまなモチーフの写真がアップされています。
例えば、旅先で出会った美しい風景や、その土地ならではのお土産品、たまたま入ったお店で提供された料理などは、フォトジェニックなモチーフとしてよく登場します。
また、話題のスポットから眺める夜景やかわいいグッズ、カフェのインテリアをフォトジェニックな写真として紹介する人も多いです。

日本の場合は、美しさだけでなくユニークさや奇抜さのあるモチーフも、フォトジェニックとして話題になることが多々あります。
あっと驚くような不思議な風景や、遊び心のあるインテリアなども、フォトジェニックなモチーフの1つになってしまうのが日本の場合です。

フォトジェニを意識してマーケティングの工夫を!

フォトジェニックを意識することは、マーケティングを成功させるうえでも必要になってきています。
有名人がインスタで紹介したお店やスポットが一気に話題になることからもわかるように、画像を使ったSNSは予想以上に社会への影響力が大きいです。
こういった媒体をいかに上手に活用するかが、マーケティングの1つの課題と言える
でしょう。

例えば、ショップを経営するにしても、内装や使用するインテリア雑貨などの一つ一つの要素を工夫し、インスタ映えするようなインテリア、ショーウィンドウに整えれば、たまたま入店した人がインスタにアップしてくれるかもしれません。
ピンク尽くしのカフェのように、人気のあるカラーをベースにインテリアを整えていくのも1つのアイデアです。

例えば、爽やかなブルーをベースにするのであれば、壁の色や床の色もブルー系のカラーで統一します。
メニューにもブルー系の料理をそろえて、統一感を出しましょう。
レトロや和テイスト、人気のキャラクターといった特定のテーマにそって、内装や備品をそろえていくという方法もあります。
実際にインスタにアップされているショップやカフェの写真を参考にすれば、オーナーがどの部分に工夫を凝らしているのかがだいたいわかってくるでしょう。

人を惹きつけるトレンドのフォトジェニで魅力をアピール!

マーケティングでは、人を惹きつける魅力を持つ、トレンドのフォトジェニックを意識することが成功の秘訣です。
フォトジェニックにもトレンドがあり、流行にそったものほど概して人を惹きつける力が強くなります。

日本の市場を中心にマーケティングをする場合は、日本の消費者の間で流行しているモチーフや雰囲気などは、ぜひ知っておきたいところです。
マーケティングのターゲットにする層に絞って、トレンドを調査してみるのも現実的な方法になるでしょう。
同じ品物やサービスを提供する場合にも、魅力を上手にアピールできるかどうかでマーケティングの成功率も変わってきます。

できるだけたくさんの人の目に触れるようにするには、インスタなどのSNSの力を活用するのがやはり近道です。
トレンドにそったフォトジェニックな写真で魅力をアピールすると、たくさんの人を惹きつけられます。

インスタを始めとするSNSの利用者は、ツィッターなどの他のSNSサービスを利用していることも多く、話題になれば全国的に有名な存在になる可能性もあります。
実際、インスタの写真がきっかけになって、人気に火がついた地方のショップやカフェも少なくありません。

観光地などにあるお店は、とくにSNSを活用できるかどうかが重要になってきます。
フォトジェニックのトレンドを研究して、マーケティングを成功させていきましょう。

この記事を友達にシェアしよう! ツイートする シェアする
フォトジェニックってどういう意味?インスタ映えとの関係
この記事が気に入ったらいいね!しよう

ソーシャルラボの最新情報をお届けします

ソーシャルラボは株式会社新東通信によって運営されています。
インフルエンサーの活用方法、企業アカウントの運用事例など、
ソーシャルメディアを有効に活用できるよう情報発信を行っています。